HSP(Highly Sensitive Person)あるいはHSC(Highly Sensitive Child)とは、環境感受性がとくに高い人たちを表すラベルです。HSPは「生きづらさ」を表すラベルではなく、「良い環境と悪い環境から、良くも悪くも影響を受けやすい人」として理解されています。

Japan Sensitivity Research 心理学者によるHSP情報サイト

同じ職場内であっても、人それぞれ考え方や感じ方は違います。また、立場が違えば視点も変わります。
そこから生まれる意見の違いなどにより、職場や会議がピリピリしたムードになることもあります。職場によっては、かなりの頻度で起こることもあるでしょう。

ピリピリしたムードの中で居心地が悪いといのは、多かれ少なかれ誰もが感じることです。職場によっては、かなりの頻度で起こることもあるでしょう。

しかし、それを敏感に感じとり、その影響を受けてしまうからこそ、逃げ出したくなるほど苦痛を感じてしまい、その場にいるだけでも疲弊してしまうのです。

そんな自分に「気にしないようにしなきゃ」「いちいち動揺していてはいけない」と自分を変えようとしてきたかもしれません。

しかし、実際のところ100%鈍感になるというのは、私は困難だと考えています。

周囲からも「気にしても仕方がないよ」「あなたには関係ないことだから」と言われても、やっぱり、気になってしまうのではないでしょうか。

ピリピリした場の空気が気になることは悪いことではありません。場の雰囲気が和むことは無意味な争いを防ぐことにもつながります。ただの喧嘩、感情のぶつかり合いになりがちな問題でも、建設的な意見の交換になります

そもそも、居心地の悪い場所にいるのは誰にとっても嫌なこと。居心地の良い場の方が良いです。あなたは100%鈍感になって、人を怒らせたり、険悪なムードにしたいでしょうか。

そんなことはしたくないですよね。とはいえ、逃げ出したくなるほどの居心地を感じてしまうのは強いストレスになり、他のことにも悪い影響を与えることになります。

その場を離れることができれば、それが一番です。しかし、それができない場合には次の方法で対処急いてみてください。

対応策1.自分に関係があるかどうかを判断する

まずは、その険悪なムードが自分に責任があるのかないのかを客観的に観察してみましょう。

多くは自分とは関係のないことだと思います。自分に関係のないことであれば、まずはそれを認識する。そして、「今、自分は環境に影響を受けているのだ」ということを認識しましょう。

対応策2.なんとかしようとしない。

ピリピリしたムードや険悪なムードになると「その場を何とかしなければ」といった気持ちになってしまう方も多いのではないでしょうか。

大切なことですが、それが最も疲弊してしまう原因になっています。

もっと深刻なのが度の意見にも賛成の姿勢を示してしまい「八方美人」と言われてしまう可能性があることです。

「何とかしなければ」「何とかしたい」と思うことは悪いことではありません。大切なことです。

しかし、すべてにおいて「自分が何とかする必要はない」ということを意識してみてください。